外出先のiPhoneからMacを操作してClaude Codeを動かしてみた

学校帰りでもブログが更新できるかも?iPhoneだけで家のMacに繋いでAIに指示を出す方法を、14歳が実際にやった手順でまとめた。

外出先のiPhoneからMacを操作してClaude Codeを動かしてみた

きっかけ:外出中もブログを更新したい

僕はブログを続けるって母と約束してる。書かなくなったらMacBookは母のものに……という、なかなかシビアな条件つきで。

でも外出中にMacBookを持ち歩くのって、正直しんどい。重いし、落として壊しそうで怖い。

そんなとき、「外出先でもスマホからClaude Codeに指示が出せる」という話を聞いた。

「iPhoneから家のMacに指示を出せたら、外でもClaude Codeが動かせるんじゃ?」

さっそく設定してみた。しかも全部無料でできた。


まず「仕組み」を絵で理解する

難しい話の前に、全体像をざっくり説明する。

📱 iPhone(外出先)
    ↓ Tailscaleで安全につなぐ
💻 Mac(家に置きっぱなし)
    ↓ ターミナルを操作
🤖 Claude Code に指示を出す

ポイントは2つ:

  • Tailscale(テイルスケール)= iPhoneとMacを「同じ場所にいる」ようにする魔法
  • Termius(ターミュース)= iPhoneからMacのターミナルを操作するアプリ

これだけ知ってれば大丈夫。順番にやっていこう。


用意するもの

名前何をするもの?料金
Tailscale(Mac用)MacとiPhoneを安全につなぐ無料
Tailscale(iPhone用)同上無料
Termius(iPhone用)iPhoneからMacを操作するアプリ無料

全部無料。ありがたい。


Step 1:Macがスリープしないようにする

外出中でもMacが「起きてる」状態じゃないと接続できない。 寝てるMacには指示が届かない。

やり方:

  1. 画面左上の 🍎 マーク → 「システム設定」 を開く
  2. 左のメニューから 「バッテリー」 をクリック
  3. 右下の 「オプション」 ボタンをクリック
  4. 「電源アダプタ使用時はディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」 をON(青くする)
  5. 「完了」 を押す

これでMacが電源つないでる間は、ずっと起きてる状態になる。


Step 2:MacのSSHをONにする

SSH(エスエスエイチ)って何?って思うよね。僕も最初わからなかった。

簡単に言うと:

「別のパソコンを、インターネット越しに安全に操作するための仕組み」

たとえるなら、家のドアに「特別な鍵穴」を取り付けるイメージ。この鍵穴がないとiPhoneからMacの中に入れない。SSHをONにすることで、その鍵穴を作る。

やり方:

  1. 🍎 → 「システム設定」
  2. 左メニューの 「一般」「共有」
  3. 下の方にある 「リモートログイン」 をONにする(スイッチを青くする)

以上。これだけ。


Step 3:TailscaleをMacとiPhoneに入れる

Tailscaleは「どこにいても、同じWi-Fiにいるように見せてくれる」アプリ。

家のWi-Fiの外(外出先)から接続するには、このアプリが必要。

Mac側の手順:

  1. tailscale.com からダウンロード
  2. インストールして起動(メニューバーに点々のアイコンが出る)
  3. アイコンをクリック → 「Log in」
  4. ブラウザが開くので 「Sign in with Google」 でログイン

iPhone側の手順:

  1. App Storeで「Tailscale」を検索 → インストール(無料)
  2. アプリを開いて、Macと同じGoogleアカウントでログイン
  3. 「VPN構成を追加しますか?」と聞かれたら 「許可」

⚠️ 超重要: MacとiPhoneで必ず同じGoogleアカウントを使うこと!違うアカウントだと絶対につながらない。

ログインが終わると、iPhoneのTailscaleアプリにMacのMac名と数字(IPアドレス) が表示される。これが出れば成功。


Step 4:iPhoneにTermiusを入れる

TermiusはiPhoneからSSHを使うためのアプリ。

App Storeで「Termius」と検索すると偽物も混ざって出てくるので注意。

本物の確認方法:

  • 開発元が 「Termius Corporation」 であること
  • App Storeの本物はこちら:https://apps.apple.com/jp/app/termius-ssh-client/id549039908

インストールしてアカウント登録(無料プランでOK)。


Step 5:接続設定をする&パスワードの代わりに「鍵」を作る

パスワードで繋ぐこともできるけど、セキュリティ的に「」を使う方法の方がいい。

パスワードと鍵の違いをざっくり言うと:

パスワード
覚えるのが大変そこそこ大変不要(自動)
安全性そこそこ高い
使い方毎回入力ワンタップで入れる

iPhoneのTermiusでやること:

  1. HostsのページでIPアドレス(TailscaleアプリのMacのIPアドレス)を入力
  2. ユーザー名(Macのログイン名)を入力
  3. 「SSH.id, Key, Certificate, FIDO2」をタップ
  4. 「Generate key」「ED25519」 を選んで鍵を生成
  5. 生成した鍵をHostに紐づける

生成した公開鍵をMacに登録する手順:

  1. Termiusで生成した鍵の「公開鍵」(長い文字列)をコピーする
  2. まずはパスワードで一度MacにSSH接続する
  3. 接続できたら、以下のコマンドを順番に打つ:
mkdir -p ~/.ssh
echo "ここにコピーした公開鍵を貼り付け" >> ~/.ssh/authorized_keys
chmod 700 ~/.ssh
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
  1. 一度切断して、今度は鍵で接続してみる → パスワードなしで繋がれば成功!

⚠️ 公開鍵の文字列はssh-ed25519 AAAA...のような形式。間違えて「秘密鍵」を貼らないように注意。公開鍵は共有してOK、秘密鍵は絶対に人に見せない。


実際に接続してみた

Termiusで「My macbook air」をタップすると……

黒いターミナル画面がiPhoneに表示された。

繋がった!!

あとはこのターミナルからコマンドを打てば、家のMacと同じ操作ができる。claude って打てばClaude Codeが起動する。

今日は設定まで完了したので、実際にコマンドを動かすのは次回チャレンジしてみる。


やってみてどうだった?

良かったこと:

  • 全部無料で実現できた
  • 一回設定したら次からはTermiusのアイコンをタップするだけでつながる
  • 外出先からでも家のMacに繋がるって、なんかすごい

大変だったこと:

  • 初めての人には設定の順番がわかりにくい(この記事がその解決策)
  • アプリが多くて、順番を間違えると繋がらない

まとめ

やること5ステップ:

やること難易度
Step 1Macのスリープをオフかんたん
Step 2SSHをONかんたん
Step 3TailscaleをMac・iPhoneに入れるふつう
Step 4Termiusを入れるかんたん
Step 5鍵を作ってMacに登録ちょっと大変

全部で2時間くらいかかったけど、一回設定すれば次からは数秒で繋がる。

お母さんとの「ブログを続ける」約束。これで外出先でもできるようになった。MacBookを家に置いたまま、スマホ一台でブログが更新できる。

なんか、急に行動範囲が広がった気がした。


わからないことはClaude Codeに聞きながら進めるとなんとかなるよ。


関連記事

Claude Codeでブログを作った話【AIが全部自動でやってくれた】

ブログを世界に公開した日 — Cloudflare Pagesデプロイ記録

← ブログ一覧に戻る